ティレル・ヤマハ023
価格 : 2,114円(税抜1,922円)
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訳・編者:モデルグラフィックス編集部
B4変型(26.0×25.5cm)/68ページ
初版年:1995
ISBN:9784499226578

片山右京のドライブで日本人にとって最も馴染みのF1マシンの写資料集。
1995年、F1グランプリはひとつの転機を迎えた。'94サンマリノGPでの多発事故に端を発した、現行レギュレーションの見直し。同シーズンを通して段階的に行われていったレギュレーション改革の完全形が、'95年開幕戦ということに決定していたからだ。空力特性の大幅な削減、エンジンの3リッター化、燃料タンク容量の完全自由化……前年までのノウハウがある程度無力化され、それによりこれまでのチーム勢力図が大々的に書き替えられる可能性が、ここに生じたのである。そのタイミングにスタートダッシュをかけようと、虎視眈々と狙いを定めていたのが前年に大活躍を遂げた、チーム・ティレル・ヤマハであった。ハーベイ・ポスルズウェイト博士&ジャン・クロード・ミジョーというF1を代表する名コンビによって製作された'95年型ブランニューシャシー"023"は、新たなアイディアを盛り込んだディフューザー、徹底的に研ぎ澄まされたカウリング、そして、秘密兵器"ハイドロリンクサスペンション"を有すなど、まさに究極のウェポンとなり得る可能性を充分秘めたマシンと目されていた。しかし皮肉なことに、落とし穴はその「潜在能力の高さ」自体に潜んでいたのである。
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