世界の築城と要塞イラストレイテッド1/太平洋戦争の日本軍防御陣地1941-1945
著者:ゴードン・L・ロトマン
カラーイラスト:イアン・パルマー
訳者:斎木伸生
B5判ソフトカバー/72ページ
初版年:2006(5.26)
ISBN:9784499229111
太平洋戦争は島々をめぐる戦いであった。日本軍はいずれの戦争でも、米軍を容易には寄せ付けず、最後まで苦しめた。北の辺境アッツから、赤道を越えた南方の密林まで、洞窟、トーチカ、そしてたこつぼのレベルまで巧みに陣地を構築、カモフラージュして頑強に抵抗を続けた日本軍野戦部隊。防御戦闘を潔しとしない日本軍は陣地戦について多くを残さず、その実像は謎に包まれていた。だが、太平洋での思いがけない苦戦を前に、米軍はそれまでの敵との戦いを冷静に分析し、「日本陸軍便覧」というマニュアルを作成、その戦術を図表と記録に残した。米軍の分析レポートを基に、多数の記録写真・カラーイラストを駆使して日本軍の戦いを明らかにする。