世界の戦車イラストレイテッド14/38式軽駆逐戦車ヘッツァー1944-1945
共著::ヒラリー・ドイル×トム・イェンツ
カラーイラスト:マイク・バドロック
訳:斎木伸生
B5判ソフトカバー/47ページ(掲載写真41点)
初版年:2002
ISBN:9784499227803
38式軽駆逐戦車は、第二次世界大戦中のドイツ装甲車両のなかでも、もっとも有名なもののひとつである。38(t)戦車のシャシーに7.5cm対戦車砲を搭載し、遠隔操作式機銃を採用した「ヘッツァー」は、 4カ月にも満たない記録的な短期間でシリーズ生産に移行。14カ月間で2500両以上が作られた。良好に傾斜した装甲板で構成されたスマートな外観によって、ひと目で見分けることができる本車は、高い可動率に支えられて、大戦末期のドイツ戦車戦力の一翼を担った。戦後の装甲車両に関する多くの専門家の見解によると、数的に勝る米軍のM4中戦車とロシア軍のT-34戦車に対処するためのドイツ軍の回答が、この軽駆逐戦車であった。