世界の戦車イラストレイテッド3/チャーチル歩兵戦車1941-1951
著者:ブライアン・ペレット
カラーイラスト:ピーター・サースン×マイク・チャペル
訳:三貴雅智
B5判ソフトカバー/47ページ(掲載写真42点)
初版年:2000
ISBN:9784499227216
第二次大戦当時のイギリス軍は、戦車のカテゴリーを「歩兵戦車」と「巡航戦車」のふたつに分類していた。突破追撃用の巡航戦車が、快速性を重視したものだったのに対し、歩兵戦車は文字通り歩兵を支援するため、重装甲と任務達成に充分な火力が求められた。なかでも、マチルダ、ヴァレンタインに続いて開発され、首相の名を冠したチャーチル歩兵戦車は、イギリス軍でもっとも優れた戦車のひとつとなり、第二次大戦中期から後期にかけて主要な戦線で活躍した。本書はこのチャーチル歩兵戦車の開発とバリエーションを紹介。悲惨な敗北に終わったディエップ上陸作戦に始まり、チュニジア戦での勝利、イタリアにおける「ゴシックライン」「ヒットラーライン」突破作戦、北西ヨーロッパの戦い、さらに第二次大戦終結後の朝鮮戦争まで、その戦歴を追う。また、クロコダイル火焔放射戦車や、装甲工兵戦闘車、特殊任務車両などの派生型についても解説する。