オスプレイ軍用機シリーズ56/第二次大戦の隼のエース
著者:梅本 弘
訳者:ジム・ロ−リアー
判型:B5判ソフトカバー
ページ数:128ページ
発売日:2010年7月14日
ISBN:978-4-499-23028-5
出版社:大日本絵画
ー本書帯よりー
一式戦機「隼」。零戦と並んで日本の代表的な戦闘機として有名な「隼」は数多くの撃墜戦果を記録している。しかし三次元空間で瞬間的に勝負が決まる空戦の戦果には誤認と重複がつきものだ。本書では日本側の戦果報告を連合軍の損害記録と個別に対照。名機「隼」の本当の活躍と撃墜戦果を客観的にかつ明確に解き明かした。
昭和18年11月27日、黒江保彦大尉はラングーンでP-38、1機、P-51、3機撃墜を報告。
でも、それって本当? 真相が連合軍損害記録の調査で解明された
ー本書表4よりー
「零戦の20mm機銃で撃っても落ちないのに、隼の12.7mmで落とせるはずがない」。ラバウルで米軍の重爆撃機に苦戦していた日本海軍は、応援に来た陸軍の一式戦闘機「隼」を冷笑した。ところが、落ちたのである。米軍爆撃機の真っ正面から突進し、衝突寸前まで発砲。「肉をきらせて骨を断つ」ドイツ空軍の対重爆戦法と同じ前方攻撃を反復したのだ。以後、隼はまさに終戦まで、すぐには信じられないほど粘り強く戦い、着々と戦果をあげていった。本書では隼の戦果報告をひとつひとつ連合軍の損害記録と照合。客観的な裏付けのもと、隼の善戦敢闘はいよいよ本物の輝き得たのである。