ミリタリー・スナイパー
著者:マーティン・ペグラー/訳者:岡崎淳子
A4変型・ソフトカバー/280ページ
初版年:2006(12.28)
ISBN:9784499229210
第一次世界大戦で敵兵1名を倒すのに使われた小銃弾は約7,000発。ヴェトナム戦争では、これが25,000発に跳ね上がる。対して平均的技量の狙撃手が必要とするのは1.3発でしかない。どこからともなく不意に飛来し、次々と味方を倒す正確無比な一弾は、兵士を“確定的な死”への恐怖に突き落とす。狙撃手はただ一人で部隊全体をパニックに陥れ、しばしば戦場を支配した。本書はスナイパーの誕生と発展から、訓練、装備と戦術に至るまでを詳しく記述。豊富な写真その他の史料を通じて狙撃兵の歴史を追求し、退役軍人の証言を交えて知られざる実像に迫る。