著者:高橋慶史
判型:A5版ハードカバー
頁数:360ページ
発売日:2022年5月20日
ISBN:978-4-499-23347-7
発売:大日本絵画
人員や兵器に装備、どれもが不足する状況下、自分にできることを精一杯努力した弱小部隊の戦歴を発掘するシリーズ第8作。前半は、映画『鉄路の戦い』にも描かれた「西部戦線の装甲列車」、祖国ロシアに反旗を翻した「SS武装擲弾兵師団“RONA”(ロシア第1)」、弱兵で知られる空軍地上師団群にあって、伝説的な武勲を挙げた「第21空軍地上師団」の3章。後半は、杓子定規で融通が利かないはずのドイツ人をして、意外にも北アフリカでの長距離偵察から地中海での水陸両用作戦などに臨機応変の才を炸裂させた特殊作戦部隊“ブレンデンブルク”を扱った4章で構成。希少な記録写真、装備の実数を記した詳細な部隊編成図も多数掲載。
〈目次〉
第?部
第1章 実録「鉄路の戦い」[第32装甲列車]……5
第2章 鉄十字と聖ジョージ十字の間に[SS第29武装擲弾兵師団“RONA”(ロシア第1)]……43
第3章 最強空軍地上師団伝説[第21空軍地上師団]……91
第?部
第4章 ヴェネチアマスクの憂鬱
[師団“ブランデンブルク”(第800z.b.V師団“ブランデンブルク”)]……143
第5章 祖国防衛の煌めき[機甲擲弾兵師団“ブランデンブルク”]……209
第6章 地中海の陽光の彼方に[沿岸猟兵大隊“ブランデンブルク”]……267
第7章 水陸両用作戦の見果てぬ夢[LWS(水陸両用トラクター)]……313
【著者紹介】
高橋 慶史
1956年岩手県盛岡市生まれ。慶応義塾大学工学部電気工学科卒業後、ベルリン工科大学エネルギー応用工学科へ留学。電力会社を経て電気工事会社に勤務し、現在は海外インフラ営業担当。
退職後は恐山に修行へ行き、イタコの口寄せ秘術を会得してパウル・カレルの霊を呼び出し、第1部『バルバロッサ作戦』、第2部『焦土作戦』に続く第3部『ベルリン攻防戦』を口述筆記して編纂することを計画している。
また、いつの日か、第二次大戦末期のドイツ国民突撃隊やロシア解放軍、海軍師団、帝国労働奉仕団(RAD)師団、空軍地上師団全史などの超マニアックな部隊史を出版し、出版社と筆者で莫大な借金を背負い込むという老後の夢を抱いている。
著書に『ラスト・オブ・カンプフグルッペ』、『続ラスト・オブ・カンプフグルッペ』、『ラスト・オブ・カンプフグルッペ?〜同?』、『カンプフ・オブ・ヴァッフェンSS 1』、『ドイツ武装SS師団写真史1・同2』、訳本に『軽駆逐戦車』、『パンター』、『突撃砲』、『突撃砲兵 上巻・下巻』、『ケーニッヒス・ティーガー重戦車1942-1945』、『ヘルマン・ゲーリング師団史 上巻・下巻』(すべて大日本絵画 刊)などがある。また、ビジネス書の訳本として『英国超一級リーダーシップの教科書』(こう書房既刊)がある。現在、『ラスト・オブ・カンプフグルッペ?』を執筆中。
HP:
http://www3.plala.or.jp/Last-Kampf/index.html