モリナガ・ヨウのプラモ迷宮日記/第1集[フィールドグレイの巻]
価格 : 2,750円(税抜2,500円)
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著者:モリナガ・ヨウ
判型:AB判・ソフトカバー
ページ数:96ページ
発売日:2011年7月26日
ISBN:978-4-499-23060-5
出版社:大日本絵画

【本書帯より】
模型誌デビュー13周年! 「では教育してやるか」(こんなフレーズが頭の中でヘビロテ中)
10年以上にわたり『アーマーモデリング』『モデルグラフィックス』誌上に掲載されたプラモ蘊蓄&妄想記事を凝縮。戦車プラモの定点観測記録として希有な一冊! 超濃厚な筆致うずまく誌面に、あなたの視力は耐えられるか!?

本書は、「フィールドグレイ」と聞いて「あ、あの色(XF-65)……」とわかるお方に特にお薦めいたします。読み過ぎにご注意ください。

【目次】
第1章 戦車プラモ激流下り……5
 ・Intermission[迷宮雑具箱]:1……9
 ・Intermission[迷宮雑具箱]:2……22
 ・Intermission[迷宮雑具箱]:3……28
 ・Intermission[迷宮雑具箱]:4……34
 ・Intermission[迷宮雑具箱]:5……41
第2章 情景模型の庭いじり……51
 ・【マルモギャラリー:1】
  冬季迷彩の剥げ具合を極める……54
第3章 兵隊人形の館めぐり……63
 ・【マルモギャラリー:2】
  WW Iへの憧憬と妄想をかたちに……64
 ・【マルモギャラリー:3】
  既成キットの細部を突き詰める……65
 ・【マルモギャラリー:4】
  ドイツ戦車兵制服のしわにこだわる……71
第4章 模型小路ぶらぶら歩き……77
 ・【マルモギャラリー:5】
  誌上最小の作戦・88?高射砲陣地……82
 ・Intermission[迷宮雑具箱]:6……89
あとがき……95

★この本の内容の大半は、模型雑誌のなかでもより専門的で、戦車に特化した『アーマーモデリング』誌で連載されたイラストエッセイです。
★ゴリゴリの専門誌において、純粋な製作記事とはちょっと別の視点を提供する役割を担う連載で、しいて言えばこの10年の戦車模型をリアルタイムに評論した……とも言えるでしょう。
★第1集では、約10年分の連載から、おもに模型そのものに関する記事をセレクトしてまとめました。
★マニア間・業界でのみ通じる単語やわかりにくい表記が多々出てきますのでご注意ください。
★基本的に連載順に掲載されており、記述の内容が現在と異なる場合があります。
★白黒頁が混ざっていますが、印刷ミスではありません。
★あわてていっぺんに読もうとせず、身体と相談しながらゆっくり読みましょう。
★とくに道具は必要ありませんが、あまり暗いところで読まないようにしましょう。
★塗装する必要はありませんが、部屋の換気には気をつけましょう。
★読みかけの頁をしおり代わりに折ったり、濡らしたりしないようにしましょう。
★読みながら模型を作る際は、塗料や接着剤などをこぼさないようにしましょう。
★P2、P90は不要頁です。でも切り取らないでください。

●本書にやたらと登場する「AFV」という言葉は、[Armored Fighting Vehicle=装甲戦闘車両]の略称です。
●「MM」という言葉は、日本の模型メーカー、タミヤの[ミリタリーミニチュアシリーズ]のことを指します。

フィールドグレイ[field grey]
パクトラタミヤ XF-65のこと(現タミヤカラー)。ドイツ軍の兵隊人形の軍服に使用する、上品な灰緑色。兵隊人形の成形色にも近い色が使われていた。
郷愁に訴えかけるような柔らかな色調は、おもに昭和30〜40年代生まれの模型男子の網膜に染み込んでおり、目を閉じると熱狂の時代の記憶を呼びさます効能がある。
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