山本五十六と海軍航空
著者:本多伊吉
判型:AB判ソフトカバー
ページ数:96ページ
発売日:2011年12月20日
ISBN:978-4-499-23073-5
出版社:大日本絵画
聯合艦隊司令長官 山本五十六の舞台裏
元帥海軍大将 山本五十六といえば太平洋戦争開戦時の聯合艦隊司令長官にしてハワイ真珠湾攻撃を立案し、昭和18年4月、戦線視察に出向いた際に非業の戦死を遂げた人物として知られています。
その姿は、時に海軍軍人としてではなく、政治家に近い人物として述べられることが多いようです。
ところが、その実は大正年間からの長い間、海軍航空の発展に尽力してきた"航空人"でした。
本書はその大正後期から昭和にかけて航空エンジニアである部下のひとりとして山本五十六に仕え、昭和18年4月18日の戦死当日もラバウルの飛行場でその出発を見送った本多伊吉海軍機関大佐の書き残した手記を軸に、その目から見た独自の山本五十六像をお伝えするものです。
その記述は人間 山本五十六、組織長 山本五十六としての新たな発見に満ちあふれています。
〈目次〉
本多伊吉略歴……4
はじめに……5
第一部 山本元帥と私……7
まえがき
一、霞浦航空隊副長と同分隊長
二、赤城艦長と横空、横廠造兵部兼横需部員
三、航空本部技術部長と、同部技術部部員
四、次官兼航空本部長と航空本部補給部部員
五、航空本部長と航空本部補給部員
六、ラボールの連合艦隊司令長官と、南東方面艦隊兼第十一航空艦隊機関長
山本元帥と本多の年代順の歴職表
第二部 本多伊吉アルバムから……41
本書製作の背景〜あとがきにかえて〜