鍾馗戦闘機隊 2
価格 : 3,740円(税抜3,400円)
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写真:菊池俊吉 ほか
解説:伊沢保穂
AB判ソフトカバー/144ページ
発行日:2009.9.10
ISBN:9784499229968

重戦 二式単座戦闘機「鍾馗」
その魅力を紹介する写真集 第二弾

陸軍戦闘隊の総本山と呼ばれ、一騎当千の教官と各地の戦闘戦隊を代表するエキスパートたちが集いし「明野陸軍飛行学校」。新鋭重戦『2式単座戦闘機』を自在に操り、類いまれなるパフォーマンスを見せる荒武者たちの雄姿を陸軍専属カメラマン菊池俊吉氏撮影による大判写真で今ここに披露する。

不惜身命 見敵必殺
陸軍戦闘隊の荒ぶる魂
ここにあり

かつて、陸軍戦闘隊の総本山と呼ばれ、特に将校空中勤務者からは第二の故郷とも慕われた「明野陸軍飛行学校」は、大正9年4月の発足以来、航空機の発達とともに歩んできた。その大きな役割は、陸軍戦闘隊の空中勤務者たる学生への教育と空戦術の探求、そして新鋭機の実用実験とその機種改変の伝習教育をおこなうというものであった。
そして時は流れ昭和18年、対米戦争たけなわのころ。明野陸軍飛行学校では新鋭の「2式単座戦闘機」を装備、これを用いた戦術指導や、各戦闘戦隊をこの「重戦」に機種改変するための伝習教育がおこなわれていた。
ちょうどそこへ撮影に訪れたのが陸軍専属の報道写真家であり、ねばり強い撮影姿勢で優れた写真を多数発表していた菊池俊吉氏であった。
本書は菊池氏が昭和18年12月に明野陸軍飛行学校において撮影した「2式単座戦闘機」の地上、あるいは空中における躍動感あふれるショットや、空中勤務者たちの活き活きとした表情を捉えた写真を一堂に会してお届けするものである。戦中、しかも本当の意味での?新鋭戦闘機?をこれほど鮮明に捉えたケースは非常に稀(まれ)といえ、歴史的にも資料性の高いものといえるだろう。
これら菊池氏の写真に併せて、その前後した時代に同校で使用されていた各種機体も掲載。さらに巻末には同校の沿革を収録し、今はなき陸鷲の巣窟「明野陸軍飛行学校」の、長い歴史のほんの1ページばかりの再現を試みる。

■本書の主な内容
明野陸軍飛行学校の2式単戦 塗装とマーキング
◎イラスト/青井邦夫

第1章 菊池俊吉撮影 明野陸軍飛行学校の2式単戦
◎解説/伊沢保穂

第2章 明野陸軍飛行学校の装備戦闘機
◎2式単戦・97戦・1式戦・2式複戦・3式戦・4式戦

資料編
◎明野陸軍飛行学校概史
◎明野陸軍飛行学校戦時日誌
◎明野陸軍飛行学校跡を訪ねて
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