空対空爆撃戦隊
価格 : 2,456円(税抜2,233円)
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著者:ハインツ・クノーケ 訳/編者:梅本弘
A5上製(21.2×15.5cm)/286ページ
初版年:1992
ISBN:9784499206006

第二次大戦末期、米空軍の四発重爆撃機「空の要塞」B-17の密集編隊はドイツの空を覆い、昼間の精密爆撃で重要な産業施設を片っ端から廃墟にしていった。そいつ空軍戦闘機隊の決死の攻撃も、空の要塞の密集編隊から撃ち出される数百挺もの重機関銃の集中攻撃に阻まれ思うに任せなかった。ドイツ第1戦闘航空団の少尉ハインツ・クノーケ少尉は、ディーターも、捨て身の攻撃の最中に空の要塞の重機関銃に腹部を撃ち抜かれて戦死した。しかし悲嘆にくれるクノーケ少尉は、ディーターの生前のアイディア「空対空爆撃戦術」を実行に移し、見事戦果をあげた。彼は自分のメッサーシュミットMe109戦闘機で空の要塞の密集編隊の頭上に250キロ爆弾をお見舞いしたのだ。やがてこれは大口径ロケット弾を使ったより効果的な戦術に発展していった。著者ハインツ・クノーケは第二次大戦開戦の直後から終戦直前に負傷するまで、常に西部戦線の第一線で戦い、その総撃墜戦果は四発重瀑十数機を含む52機であった。本書は1952年にドイツで出版されて以来、世界8カ国でロングセラーを記録、ドイツ側から見た空中戦の戦記のスタンダードとされている。
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