エアロ・ディテール29/中島 一式戦闘機「隼」
価格 : 2,860円(税抜2,600円)
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著者:野原茂/望月隆一
B4変型(20.6×25.5cm)/71ページ
初版年:2000
ISBN:9784499227353

世界に現存する名機の実物を取材した多数のカラーディテール写真を中心にイラスト、図面を収録したモデラー向けの写真資料集。今回は日本機「中島 一式戦闘機『隼』キ43」をご紹介。大平洋戦争中、海軍の零式艦上戦闘機と同じように陸軍戦闘機隊の主力として君臨したのが、一式戦闘機(キ43)であった。昭和17年という早い時期に一般国民向けに「隼(はやぶさ)」として公表され、さらには昭和19年に封切られた戦意高揚のための国策映画「加藤隼戦闘隊」の主役としてスクリーン上を乱舞したせいもあり、国民にとっては最も親しみのある戦闘機だった。一式戦はその開発の経緯からして当初から、低速、弱武装が指摘され零戦のような華々しいエピソードには恵まれなかった。しかし、陸軍には本機意外に侵攻作戦に参加し、連合軍機とまともに戦える戦闘機はなかったから、必然的に主力機として大量生産が促進された。昭和18年(1943年)以降、三式戦(キ61)、四式戦(キ84)が相次いで後継機となるべく就役したものの、それぞれに深刻な問題を抱えて、真の主力機とはなり得ず、結局敗戦の日まで一式戦は生産され続け戦い続けなければならなかった。総数、約5,800余機という陸軍機史上第一位の生産数はそれなりに立派な記録ではあるが、裏を返せばそれはそのまま陸軍航空の苦闘の証である。(解説より)
<紹介機体>
アルパイン・ファイター・コレクション-中島一式戦闘機隼一型[キ43-II]750 Nakajima Ki43-I S/N750
EAA自作航空機協会博物館-中島一式戦闘機隼二型[キ43II]不明 Nakajima Ki-43-II Hayabusa[Oscar]
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