エアロ・ディテール26/川西 局地戦闘機「紫電改」
価格 : 2,750円(税抜2,500円)
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著者:野原 茂
B4変型(20.6×25.5cm)/72ページ
初版年:2000
ISBN:9784499227117

世界に現存する名機の実物を取材した多数のカラーディテール写真を中心にイラスト、図面を収録したモデラー向けの写真資料集。 今回は日本機「日本海軍最後の量産戦闘機 川西"紫電改"」をご紹介いたします。1960年代の映画「大平洋の翼」、漫画「紫電改のタカ」で人気を博し、大戦中の日本機としては零戦に次ぐ知名度を得た本機は高空雑誌等でも名機、傑作機と褒めそやされいつのまにかそういう評価が定着してしまい今日に至っている。紫電改が実戦デビューした昭和20年(1945年)3月といえば、欧州では最高速度700?750km/hのレシプロ機が飛び交い、ドイツではそれをも圧する870km/hのジェット戦闘機Me262が戦闘に本格加入しもう一種のHe162も実戦配備に就きつつあった。このような情勢下、600km/hにも満たない速度性能の紫電改はなんとも頼りない存在に映ってしまうが、これが当時の日本航空技術の限界レベルだった。川西スタッフの技術力云々という以前の問題である。そうした観点で見れば紫電改は陸上機の経験に乏しい川西の作品として"努力賞"に値する作品だった。なお、紫電改という名称はあくまで通称であり海軍の制式兵器採用名称は『紫電』のまま二一型以降の生産型式が付与された。(解説より)
<紹介機体>
チャンプリン戦闘機博物館-川西N1K2-Ja紫電二一甲型 S/N 5341
国立海軍航空博物館-川西N1K2-Ja紫電二一甲型 S/N 5128
アメリカ空軍博物館-川西N1K2-Ja紫電二一甲型 S/N5312
南レク御荘公園紫電改展示館-川西N1K2-Ja紫電二一甲型 S/N不明
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