飛行機って面白い!? 航空トリビア読本 〜日本陸海軍機編〜
価格 : 3,190円(税抜2,900円)
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著者:宮永忠将
判型:A5判ソフトカバー
頁数:224ページ
発売日:2021年4月1日
ISBN:978-4-499-23315-6
発売:大日本絵画

飛行機模型雑誌『隔月刊スケールアヴィエーション』の欄外にて、思わず「へ〜」と声が漏れそうになると大好評の飛行機雑学コラムがついに書籍化。待望の第一弾は第二次大戦期の日本陸海軍機がテーマ。独特な宮永節はそのままに、読み易さを重視しして大幅に再編集をしました。さらに、トリビアがもっと分かり易くなるイラストも多数収録! 今まで「タメになるけど字が小さくて読みづらい!」と感じていた方や、そんなところにコラムがあったことすら気づかなかった方も、本書を読めば飛行機にまつわる数々のトリビアの面白さにハマること間違いなし! 飛行機好きにも雑学好きにもオススメの一冊です。

〈目次〉
まえがき 002

三菱一〇式艦上戦闘機 012
青い眼をした中国機パイロット 012
三菱の一〇式トリオ 013
洋上から飛翔せよ 014
フューリアスは恐ろしい 014
まずはモノマネから始めた日本海軍 015
青島の敵陣地を叩け ! 016
記録尽くしの若宮 017
滑走台からカタパルトに 018
呉式射出装置の開発と限界 019
発艦より難しい着艦に挑む 019
世界初の正規空母『鳳翔』 020
イギリス人に持っていかれる 021
いかにも日本な三段式空母 022
試行錯誤を笑うものでない 023
艦船マニアは煙突を見る 023
ちょこっとコラム「金がないならレールを使え」 025
三菱 A6M 零式艦上戦闘機の各型 026
零戦の再評価 027
ラッキーヒットは続かない 027
最高到達点となった珊瑚礁海戦 028
負けない戦術  「サッチ ・ ウィーブ」 029
登場時が完成形 030
性能向上は航続距離と引き換えに 031
零戦の特殊な爆弾(その1) 032
零戦の特殊な爆弾(その2) 033
零戦の特殊な爆弾(その3) 033
開戦前に奪われていた零戦 034
新旧艦戦対決 034
零戦の塗装の歴史 035
20?機銃の大英断 036
丙型必殺のロケット爆弾 036
ちょこっとコラム「零戦のお値段」 038
酷使される零戦 039
ガ島攻防戦の目的 039
往復2000?の長旅 040
最強の武器は通信機 041
ガ島の住民はどこに 042
YAMAMOTOをどうする ? 042
「零戦燃ゆ」の6人 043
考えるな、感じるんだ ! 046
ガ島の深淵を探れ 047
ガ島の所有者は誰か 047
アイアンボトム ・ サウンド 048
ガ島攻防戦案内  (MAP : ショートランド諸島) 049
ガ島攻防戦案内  (MAP : ラバウル) 049
ガ島攻防戦案内  (MAP : ツラギ) 050
ガ島攻防戦案内  (MAP : アメリカ軍拠点) 051
ガ島攻防戦案内  (MAP : ヘンダーソン飛行場) 051
シービーズと海軍設営隊 053
最後は腕力がものを言う 053
海軍機命名規則 054
零戦の輪切りについて 055
「ゼロ」  の再来を期待された戦後戦闘機 056
プロゴルファー堀越 !? 057
降着装置の功罪 057
幻の零式大艇 ? 058
ちょこっとコラム「ケタ違いのお金持ち」 059
愛知 D3A 九九式艦上攻撃機 060
九九式艦爆の二つの爆弾 : 陸用爆弾 061
九九式艦爆の二つの爆弾 : 通常爆弾 061
見事に二社が採用された九七式艦攻 062
日中戦争を過小評価するなかれ 062
乗るしかなかった、 この流行に 063
日独で同時に生まれた斜銃 064
創られたBー29撃墜王 064
追い詰められた撃墜王 065
零夜戦を忘れるな 066
局地戦闘機はガラパゴス 067
何でも屋さんの日本海軍機 068
三菱 J2M3 雷電 069
旧海軍での雷電の座席 070
局地戦闘機  「雷電」  の戦い方 (その1) 070
局地戦闘機  「雷電」  の戦い方 (その2) 071
でぶっちょ戦闘機列伝 072
視界を正せば速度が落ちて 073
油田上空を守り抜け ! 073
2種類の20?機銃の謎  (その1) 074
2種類の20?機銃の謎  (その2) 075
2種類の20?機銃の謎  (その3) 076
2種類の20?機銃の謎  (その4) 076
現存する雷電 077
愛知 B7A 流星 078
表舞台の「流星」 079
流星の道を拓く物語 079
流星をうちあげろ ! 080
空技廠 D4Y 彗星 082
過ぎたるは及ばざるがごとし 083
彗星艦爆の戦果 083
大輪を淡く咲かせて 084
ちょこっとコラム「宗一郎、翼を授ける」 085
中島 C6N 彩雲 086
目指せ体脂肪率ゼロパーセント 087
彩雲が駆けた空 087
彩雲 のモスキート化計画 088
夜戦型の彩雲 089
三菱 G4M  一式陸上攻撃機 090
エースを誕生させた一式陸上攻撃機 091
全機帰還せず 091
一式陸攻のラストミッション 092
中島 B6N 天山 094
苦肉のオフセット配置 095
天山の航空魚雷 095
君を護れなくてごめん ! 096
幻の消えた反跳爆撃 097
飛行艇大国の最初の一歩 097
広廠 H3H 九〇式一号飛行艇 098
飛行艇先進国への道 099
必殺の漸減邀撃 100
九七式大艇の雷撃記録 100
九七式大艇の撃墜記録 101
整備に配慮してこその傑作機 102
使用がためらわれる 「かつおぶし」 102
二式大艇、雷撃セヨ ! 103
飛行艇の本懐なれど 104
よみがえれ、 大艇の翼 104
帰ってきた 二式大艇 105
ちょこっとコラム「ホンダジェットのスゴイところ」106
飛行艇発展のあだ花 107
水偵の活躍が目立つ日本海軍 107
刻みが小さくて混乱する 108
幻の水偵の4分科 109
勘違いさせた九五水偵 109
万能水上機を追い求めた瑞雲 110
川西 N1K1 強風 111
強風の戦い 112
大物に挑むゲタばき機 113
傑作水戦は傑作戦闘機たりえず 114
鉄板だけが防御に非ず 115
川西 N1K2─J 紫電改 116
紫電改は大和に似て 117
紫電改、 別れの飛行 118
愛媛に安置された紫電改  (その1) 120
愛媛に安置された紫電改  (その2) 121
スクラップにされた紫電改 121
三四三空、 その知名度故に 123
川西戦闘機トリオの現存状況 123
紫電改の応急食 124
艦戦紫電改があったなら 125
「薬用紫電改」  の戦い 126
ちょこっとコラム「国産飛行機の偉大な一歩」 128
水上機開発の真意 129
海軍で唯一の観測機 129
異色の設計技師 130
当事者は区別できたのかしら 131
零戦生まれの二式水戦 132
現存する最後の二式水戦 ? 133
迷惑な夜中の洗濯機 133
水上機メーカーの王様たち 134
水上機母艦  『日進』  の危機 135
特攻に役だった水上機 136
連合軍を震撼させた特攻作戦 136
特攻機によるもしも 137
九州 J7W1 震電 138
完成までは道半ば 139
一時しのぎの6翅プロペラ 140
傑作局戦の矛盾点 140
ハードルが高い運用基盤 141
消えていく古い言葉 142
秋水が突きつける日独技術格差 142
危険すぎる燃料問題 143
どこから飛ばそう ? 144
繭玉から生まれた橘花 ? 145
橘花の運用法 146
現存する震電と橘花 148
幻の十七試局戦 「閃電」 149
ちょこっとコラム「レシプロからジェットへ」 150
川西航空機物語 清兵衛、 飛行機に目覚める 151
川西航空機物語 清兵衛、 裏切られる 151
川西航空機物語 清兵衛、 売り込む 152
川西航空機物語 水上機王国の夜明け 153
川西航空機物語 新明和の名はあちこちに 154
ちょこっとコラム「川西を飛行機へと導いた男」 155
戦術空軍と四発重爆の不幸な関係 156
日本が四発重爆に求めたモノ 156
目的と手段が入れ替わってないか? 157
シンプル ・ イズ ・ ベスト 158
縦割りの本土防空 158
なにかと分業したがる日本陸海軍 159
後継機に恵まれすぎて、影が薄い? 160
中島 キ43  一式戦闘機  「隼」 160
しがみつく落下式燃料タンク 162
使い捨てなら節約しよう 162
隼を生んだ名プロデューサー 163
陸軍機の命名規則 164
翼の折れたハヤブサ 165
7.7?の豆鉄砲に苦しむ 165
機関砲/機関銃問題 166
防火タンク装備第一号 167
乗員保護用の防弾板 168
零戦五二型の防弾装備 169
新機能が招いたうっかり事故 170
航空要塞、その名はネグロス 170
ネグロス上空の空中戦 171
知り得なかった最後の大戦果 172
男の価値は尻で決まる 172
隼を使った外国軍隊:タイ王国編 173
隼を使った外国軍隊:中国編 174
隼を使った外国軍隊:インドネシア編 174
隼を輸出するならば 175
隼、 発艦準備良し ! 176
最速の魂に宿るもの 176
永遠のイトカワ 177
加藤隼戦闘隊、 その歌 178
資料映像が豊富な映画  『翼の凱旋』 179
君は隼の漫画を知っているか? 180
ちょこっとコラム「鉛筆削りをさがせ!」 182
来たる帝都空襲の準備はいかに 183
正確だった被害予測 183
甘すぎた見積もり 185
半ば諦めかけの空襲対策 186
飛燕の型番整理 187
誰がための縦割り行政か ? 187
形をコピーすれば済む話 ? 188
和製メッサーってのは的外れ 189
急がば …… 作れ ⁉ 190
飛燕の危険な牙  「ホ5」 190
陸軍航空機銃の見本市 ⁉ 192
幻の30?機関砲  「ホ155」 192
君の名は ? 193
飛燕の客観データ 194
空対空特攻に賭ける 194
Bー29vs帝都防空隊 195
決死の空対空特攻 196
空対空特攻の収支 197
テストついでに撃墜してくる 197
民間部隊による迎撃 198
飛燕設計者、 土井武夫 198
エンジン開発国の分布 200
エンジンメーカーの勃興 201
「トニー」  の評価 201
高速戦闘機キ60 202
川崎重工の本気を見た 203
復元と資料保存の狭間で 204
窮余の一策、 五式戦闘機戦 205
思ったより簡単だったエンジン換装 206
飛燕に引導を渡した五式戦 207
遅すぎた五式戦 208
ちょこっとコラム「高く付きすぎる安全祈願」 209
ちょこっとコラム「キャノピーとウインドシールドの違い」 210
帝都爆撃の日独比較 211
陸軍の戦時防空体制 212
散々だった夜間迎撃 213
首都防空のエトセトラ 213
生死を賭けたフェイントの読み合い 215
敵はBー29だけではない ⁉ 216
ちょこっとコラム「キャラクター塗装の歴史」 217

索引 218
解説・吉野泰貴 220
あとがき 222
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