東宝特殊美術部外伝 下 模型少年、映画屋になる!?
価格 : 4,070円(税抜3,700円)
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著者:にに たかし
判型:AB判ソフトカバー
頁数:176ページ
発売日:2016年10月31日
ISBN:978-4-499-23198-5
出版社:大日本絵画

かつて怪獣物から戦争物、あるいはパニック映画などで隆盛を誇った東宝特撮映画作品。それを支えた部署が東宝美術(のち東宝映像美術)の特殊美術部、通称「特美(とくび)」でした。本書は1972年に特美にアルバイトとして入り、のち社員登用された「模型少年」こと著者が、先輩諸兄たる海千山千の特撮職人たちの活気あふれる裏方事情を描写しつつ特撮模型の製作、仕上げ法を紹介するするもの。下巻では復活ゴジラとも言える『ゴジラ』(1984年作品)から『ゴジラvsビオランテ』を中心に、博物館の展示物など多岐に渡る特美の仕事を紹介。巻末には東宝特美で使われていた独自のものを含め、映画業界で一般的に使用される用語辞典も収録します。

《目次》

巻頭企画
▶特撮映画の作り方と特美の役割り……4
▶特殊美術の仕事その弐
「1/8スケールSCM車の作り方」……6

本編
【シーン33】『ゴジラ』(1984年)……12
【シーン34】筑波科学博 三菱未来館(1984年)……34
【シーン35】『プルガサリ』(1985年)……37
【シーン36】超音波発振器(1985年)……42
【シーン37】メカ生体ゾイド(1985年)……44
【シーン38】MSXフェスティバル(1985年)……47
【シーン39】『首都消失』(1986年)……50
【シーン40】伊勢遷宮館(1986年)……68
【シーン41】世田谷郷土資料館(1987年)……71
【シーン42】『竹取物語』(1987年)……75
【シーン43】『招き猫と豪徳寺』(1987年)……79
【シーン44】日光江戸村旗本屋敷(1988年)……83
【シーン45】『アナザーウェイ D機関情報』(1988年)……94
【シーン46】東武博物館 HOレイアウト(1988年)……97
【シーン47】『ゴジラvsビオランテ』(1989年)……103
【シーン48】『愛と哀しみの海』、東洋ゴム「スタッドレスタイヤ」 (1990年)……119
【シーン49】神田上水掛樋模型、安城歴史博物館 (1990年)……121
【シーン50】広島平和記念資料館(1991年)……124
【フェードアウト】特殊美術部の終焉……127

■あとがき……142

■巻末付録
・ことばの話……146
・おまけの話……170
・出演(オールスターキャスト)……174
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