ガ島航空戦 上 ガダルカナル島上空の日米航空決戦、昭和17年8月-10月
価格 : 3,240円(税抜3,000円)
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著者:梅本 弘
判型:A5判上製
頁数:304ページ
発売日:2016年6月30日
ISBN:978-4-499-23187-9
出版社:大日本絵画

昭和17年8月、南太平洋のガダルカナル島に米軍が上陸を開始した。これまで無敵の進撃をつづけてきた日本海軍に対する初めての反撃であった。以後、ガ島と呼ばれた、このガダルカナル島を巡って日米両軍の海と空と陸で激戦が展開された。ガ島を巡る海戦と陸戦に関しては、すでに多くの戦史書籍が刊行されているが、ガ島を巡る航空戦を包括的に記録した書籍は未だ出版されていない。本書は日本海軍航空隊と、米海軍および海兵隊の航空隊の一次資料を駆使して、ガ島上空の空戦ひとつひとつのすべてを検証。つまり、日本海軍航空隊の所属機が撃墜したと報告している米軍機が本当に落ちているのかどうか、米軍資料での裏付け作業を行ったのである。こうして、これまで明らかにされていなかったガ島周辺空域での航空戦の実像を初めて明らかになった。ガ島航空戦・上では、昭和17年8月から10月まで、6ヶ月にわたって航空戦の前半部分を記録。ガ島の飛行場を奪った米軍を攻撃する零戦と陸攻の戦いを中心に、船団掩護などに活躍した水上機部隊の記録にも多くのページを費やしている。

〈目次〉
2……はじめに 零観隊の奮戦。ガ島への補給を支えた水上機
6……目次
8……二式水戦。飛行場不要の戦闘機、島嶼攻略戦の尖兵

12……昭和17年8月 米軍ガ島上陸

12……8月、「空の要塞」を迎え撃つ水上戦闘機
13……精強「台南空」零戦隊、次々と撃墜戦果を挙げる
20……新鋭、零戦三二型、二号艦戦がラバウルに到着
21……二式水戦、体当たり。遂に「空の要塞」を仕留める
24……米軍のガ島侵攻直前、ラバウルに増援部隊が到着
26……浜空のツラギ基地壊滅。生き残り水戦、B–17を撃墜⁉
32……鎧袖一触、精鋭台南空の面目躍如。ガ島上陸船団空爆
38……新鋭二号零戦、ラバウル空襲でB–17を撃墜
41……雷撃隊、壊滅的打撃を受ける
46……零戦三二型、ラバウル防空でまたもB–17を撃墜
48……笹井中隊、オーストラリア空軍のP–40を痛撃
51……台南空、またもB–17を撃墜
54……特設水上機母艦「聖川丸」ギゾ派遣隊、船酔いで到着
58……一木支隊の攻撃失敗、そして「カクタス」戦闘機隊との初対決
60……刻々と近づく日米空母機動部隊決戦の時
65……第二次ソロモン海戦開幕、「龍驤」零戦隊の奮戦
70……「瑞鶴」「翔鶴」攻撃隊、「エンタープライズ」を襲う
85……「カクタス」空軍、日本軍増援部隊を撃退
88……ラビ、ガ島で零戦7機を喪失、搭乗員6名が戦死
92……未帰還5機。さらに零戦隊は敗北を重ねる
97……艦隊零戦隊、陸上基地に派遣される
102……雲の中、弱肉強食の乱戦。アエロコブラと艦隊航空隊の零戦は空戦が不得手
108……8月、零戦隊の勝利と、日本海軍航空隊の敗北

111……昭和17年9月 日本軍、ガ島に逆上陸

111……雨季到来。悪天候の中、ガ島飛行場を空陸から猛攻
112……「全水戦隊及び観測機隊は三分間待機とせよ」神川丸水戦隊の初邀撃戦
114……零戦隊、ガ島上空でワイルドキャット4機を屠る
118……九七大艇、ついに宿敵「空の要塞」B–17を撃墜
121……ワイルドキャットを着々と減らしてゆく零戦隊の活躍
123……大地を揺るがす八十番の炸裂。邀撃のグラマン4機。どん底のカクタス空軍
125……息を吹き返すカクタス空軍。「サラトガ」戦闘機隊VF–5の来援
128……陸攻を襲う「サラトガ」戦闘機隊
131……川口支隊の第一次飛行場攻撃、失敗
135……水戦、SBD艦爆を撃墜。ガ島飛行場は未だ米軍の掌中にあり
136……水戦3機、全機未帰還。二式陸偵も未帰還、ガ島飛行場偵察失敗。
140……「飛行隊の全力を挙げて敵航空戦力を撃滅せよ」水上機21機の薄暮攻撃
144……第二次大戦中もっとも効果的な雷撃。伊十九潜、空母「ワスプ」撃沈
146……レカタ基地、遂に発見される。悪天候の中で活躍する水上機部隊
150……レカタ基地、対空火器の残弾なし。零観、SBD艦爆を追い詰めて着水させる
151……R方面航空部隊に増援、「國川丸」ショートランドに向かう
154……ポートモレスビー攻略部隊に空中補給を実施
155……水戦隊の奮戦。ショートランド上空で「空の要塞」を撃墜
159……新兵器、空対空爆弾による攻撃。重爆と水上機との戦いは続く
163……R方面航空部隊、またも「空の要塞」を痛撃
164……天候回復。ガ島攻撃を再開。精鋭三空零戦隊出撃
168……二空零戦21機、ブカ基地へ進出。陸攻被害続出、対策会議開催
172……零戦隊、邀撃戦闘機掃滅に飛来、ようやくF4Fを1機撃墜
175……9月、零戦隊は辛勝。攻撃機はまたも惨憺たる大損害をこうむる

177……昭和17年10月 南太平洋海戦

177……ガ島への「鼠輸送」再開。駆逐艦での挺身輸送作戦成功
178……8機撃墜。悪天候に阻まれつつも大成功に終わった航空撃滅戦
184……戦闘機掃討、一転して未帰還零戦8機の惨敗
187……「日進」への連続空襲と戦う上空直衛隊
190……零観、「空の要塞」を撃墜。水上機隊「日進」掩護を完遂
192……水上機と「ホーネット」攻撃隊との血戦死闘
194……ラバウル零戦隊、B–25、B–17を相次いで撃墜
196……六空の増援部隊、ブイン基地に到着
198……第二次「日進」輸送。切れ目のない上空直衛でガ島へ
199……「打ち勝つには粘り強さが必要だ」22機対8機。零観隊、満身創痍の掩護
204……帰港する「日進」。水上機隊の血戦死闘はつづく
206……戦果確認機を痛撃。B–17夜間空襲の報復を果たす
207……直衛水上機隊全滅。44機対4機の絶望的劣勢での空戦
209……零戦隊、新掩護戦術で撃墜戦果を挙げる
212……ヘンダーソン基地、大火災中。挺身攻撃隊の艦砲射撃
216……不死身のカクタス空軍。一分間で陸攻3機撃墜
218……零観、三連続出動で上空直衛を実施
220……15日、揚陸地点上空の大空中戦。零観、佐久間一飛曹の闘魂
221……輸送船、炎上中。零戦隊、燃料切れまで掩護を続行
225……VF–5、最後のガ島航空戦
229……16日、陸軍への揚陸物資、空襲で灰燼と化す
232……GR23所属部隊による撃墜戦果報告、1942年8月20日から10月16日
232……二航戦「隼鷹」艦攻隊、ルンガ沖で全滅
235……水上機対SBD艦爆。レカタ襲撃、双方1機を失い相討ち
237……惨敗。分離して各個撃破された戦爆編隊
240……六空、二号零戦隊の鮮やかな勝利
242……「日米決戦の戦機は熟せり」ガ島上空の鍔迫り合い
244……10月21日、台南空トップエース、太田敏夫最後の撃墜戦果
247……六空零戦隊「ガ島上空制圧敵航空兵力撃滅」を実施
250……降雨の中で行方不明。グッドイナフ島陸偵掩護
251……総攻撃失敗、またも大損害。零戦13機喪失、撃墜は1機
255……サンタクルーズ沖、南太平洋海戦
257……「瑞鳳」零戦隊、「エンタープライズ」攻撃隊を奇襲
258……「ホーネット」攻撃隊、直衛零戦を突破「翔鶴」に命中弾
260……第一航空戦隊、第一次攻撃隊「ホーネット」を痛撃
264……一航戦の第二次攻撃隊「エンタープライズ」「ホーネット」を攻撃
267……第二航空戦隊、空母「隼鷹」からも攻撃隊が発進
269……零戦搭乗員とアエロコブラパイロットの船旅
272……未明のレカタ基地襲撃。離水中の零観2機、水戦1機、被弾炎上沈没
276……あとがき

277……ガ島航空戦、航空機損害リスト
304……奥付
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