潜水空母 伊号第14潜水艦
価格 : 4,730円(税抜4,300円)
数量
 
潜水空母 伊号第14潜水艦
パナマ運河攻撃と彩雲輸送「光」作戦
Imperial Japanese Navy Super Submarine I-14 “I-Go-Dai14-Sensuikan”


著者:吉野泰貴
判型:AB判並製
頁数:240ページ
発売日:2015年3月10日
ISBN:978-4-499-23156-5
出版社:大日本絵画

本書はこれまであまり語られることのなかった伊号第14潜水艦とその乗員を軸に、搭載機『晴嵐』と第631航空隊について、また同潜の唯一の実戦ともいえる『彩雲』輸送「光」作戦についてを多角的に記述し、大戦末期の日本海軍潜水艦隊の終焉を復元しようと試みるものです。巻頭には研究家である佐藤邦彦氏の書き下ろしカラーイラストを多数収録。

「メーンタンク・ブロー!」幻の潜水空母にして知られざる幸運艦の戦歴が、今、ここに浮上する
日本海軍潜水艦隊の終焉と彩雲偵察隊の活躍を描く異色の太平洋海空戦記

昭和20年(1945年)3月14日に竣工した伊号第14潜水艦(伊14潜)は、特殊攻撃機『晴嵐』2機を搭載する潜水空母として建造された伊号第13潜水艦型の2番艦であり、それは伊400潜型とともに明治以来40年あまりの間に培われてきた日本海軍潜水艦技術の集大成といえた。本書はこれまであまり語られることのなかった伊14潜とその乗員たちを軸に、搭載機『晴嵐』や第631航空隊、また同潜の唯一の実戦ともいえる『彩雲』輸送「光」作戦についてを紹介するものである。

■本書の主な内容
九二式航空兵器観察筐番外篇 伊14潜を検証する〔佐藤邦彦〕
伊号第14潜水艦 搭載機晴嵐と彩雲の塗装とマーキング
◆プロローグ 彩雲、北へ飛ぶ
◆第一章   伊号第14潜水艦の建造
◆第二章   臥龍潜伏
◆第三章   光作戦発動
◆第四章   合戦要具収め
◆エピローグ 伊号第14潜水艦の絆
◆巻末資料  伊号第14潜水艦乗員名簿ほか

〈目次〉
九二式航空兵器観察筐番外篇 幻の潜水空母 伊14潜を検証する〔佐藤邦彦〕……002
潜水空母 伊号第14潜水艦 搭載機晴嵐と彩雲の塗装とマーキング……008
伊14潜と日本海軍潜水艦の形見……012
◆プロローグ 彩雲、北へ飛ぶ……014
◆第一章 伊号第14潜水艦の建造……029
日本海軍の主力潜水艦、巡潜型/甲型潜水艦の血統/特型の出現/甲型改2の建造/伊14潜、艤装員の着任は機関科から/兵科の艤装員も集まる/名和航海長と伊8潜/伊14潜艦長、清水鶴造中佐着任/第1潜水隊の編成と第1潜水戦隊編成準備/古武士たちの戦歴/パナマ運河攻撃はあとづけ?/搭載機『晴嵐』の開発状況/横空『晴嵐』隊の発足/第631海軍航空隊の編成/伊14潜、艤装中の訓練/機関長、航海長、転勤願い下げ運動/神戸の町並み
◆第二章 臥龍潜伏……091
幸運艦の片鱗/伊予灘での訓練/艦内ガス爆発事故/新たな乗員の配属/シュノーケルを搭載する/去りゆく人々/安息の訓練地を求めて/艦上ドンチャン騒ぎ、そして鎮海へ/七尾入泊、『晴嵐』初見参/『晴嵐』発進要領/日本海に敵潜水艦出没/さらば七尾湾/新たな任務、嵐作戦と光作戦/困難なトラック島への『彩雲』進出/舞鶴の日々/老兵伊165潜の最後/軸管焼きつき事件/出撃を前に
◆第三章 光作戦発動……145
出撃、針路SE宜候/早くも敵と遭遇/機関故障もなんのその/あわや海底へ急降下/ピンチ到来/トラック入港/『彩雲』陸揚げ/次期作戦指令
◆第四章 合戦要具収め……167
終戦の詔勅/トラック出港/ついに米艦に捕捉さる/潜航離脱計画/米艦に乗り込む/伊14潜、横須賀入港/嵐作戦の顛末/伊13潜、帰還せず/冠たり伊14潜/戦後が始まった
・補遺その1:佐世保への回航/補遺その2:ハワイにて……202
・631空の終戦と残存『晴嵐』……214
・ハワイ沖に眠る伊14潜……218
◆エピローグ 伊号第14潜水艦の絆……220
◆巻末資料
・伊号第14潜水艦乗員名簿……226
・伊号第13潜水艦乗員名簿……228
・伊号第14潜水艦内規……230
Copyright ©ARTBOX co..ltd, All Rights Reserved.