海軍零戦隊撃墜戦記〈3〉
価格 : 3,132円(税抜2,900円)
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著者:梅本弘
判型:A5判ハードカバー
ページ数:200ページ
発売日:2013年12月10日
ISBN:978-4-499-23123-7
出版社:大日本絵画

南太平洋上空での零戦と連合軍航空隊、双方の撃墜と損害の記録を調査照合して零戦による真の撃墜戦果を描き出した空戦シリーズ第3巻。最高潮に達したラバウル防空後半戦を主に取り上げている。

米軍未帰還12機、零戦は全機が帰還。昭和19年1月17日、零戦79機はラバウルに来週した戦爆97機を邀撃、一方的な勝利を収めた。昭和18年12月、日本海軍、外南洋部隊の一大根拠地ラバウル上空では連日、日米百数十機が入り乱れる防空戦闘が将にたけなわとなっていた。そして12月下旬に米軍が航空基地をブーゲンヴィル島のトロキナまで推進すると、これまで航続距離の長い双発のP-38戦闘機か、空母から発進する艦載戦闘機でしか護衛出来なかったラバウル空襲の爆撃機を、F4U、F6F、P-40などの単発単座の戦闘機で厳重に掩護できるようになった。明けて19年1月、斯くしてラバウル上空の空戦は最高潮に達した。そして17日、ラバウル零戦隊は苦戦のなかでとうとう完全勝利の日を迎えるのである。

〈目次〉
2……零戦隊、苦戦の象徴、ラバウル上空の「タコ爆弾」
4……目次

12月、爆装零戦大挙出動大戦果を報告する!?
12……12月上旬「敵を見ない空」、そして撃墜戦果の上がらない空戦
14……「無訓練必中爆撃法」マーカス岬に向かう零戦特攻隊
20……「米軍は午後になってから出て来る」。零戦「特別攻撃隊」ふたたびマーカス岬に出撃
24……ふたつの「ブルドッグス」、トロキナ発進の単座戦闘機、遂にラバウルを空襲
29……ラバウルの零戦隊、P-40につづきコルセア2機を葬る
32……「日本軍の爆撃は非常に不正確」やはり訓練も経験もない搭乗員に爆弾は当てられない
35……大庭中尉戦死、ラバウル大空襲「ろくでなし」に奇襲された零戦隊
38……零戦五二型、猛威を揮う「ニュージーランド空軍、最悪のクリスマスイブ」
42……18年のクリスマス。零戦五二型、今度は「吸血鬼」のP-38を痛撃
45……爆撃で逆上した米艦船はB-25を誤射。誤射で動揺したB-25は米砲兵陣地を誤爆
49……「落ち着いて、ゆっくり降下しろ。ジャップが来るまで4分はかかる」零戦隊、発進遅れで苦戦
52……「この愚かな機動で零戦は十分に高度をとった」コルセア、奇襲のチャンスを失う
55……ラバウル上空、次々に炸裂する三号爆弾。昭和18年最後の撃墜、久々に重爆を仕留める
57……大晦日の惨劇、艦爆未帰還機が続出

昭和19年1月、続々と誕生するエース。ラバウル防空戦、最高潮へ
59……カビエン空襲、初空戦で悪戦苦闘する第二航空戦隊
63……三号爆弾、遂に重爆を仕留める!! 米軍記録から見つかったB-24撃墜の確証
66……「クジラ40、メダカ40、西に向かう」二○一空、ラバウル上空、最後の空戦戦果
68……「バイバイ・ブラックシープ」未帰還になった海兵隊のトップエース
71……ラバウル、カビエンで邀撃戦
74……「落としやすい奴がいたら気をつけろ」ブラックシープ最後の空戦
76……低空を飛ぶ米艦爆、艦攻の大編隊をトベラ沖で捕捉。三号爆弾で猛攻
78……TBF艦攻全機撃墜!?「三号爆弾効果大」トベラ沖、幻の大戦果
82……米陸海軍機、ラバウルに昼夜を分たぬ猛攻撃を実施。しかし空戦での墜落機は零戦1機のみ。
83……完全勝利の前奏曲。ラバウル零戦隊、圧倒的な勝利をおさめる
87……映像になったラバウル零戦隊、とうとうやってきた零戦完全勝利の日
93……撃墜3機、空戦による未帰還機なし。ラバウル零戦隊ふたたび完全勝利を得る。
96……またも三号爆弾で撃墜確実、P-38を仕留める。そして若き天才エースたちの死。
100……連日の勝利から暗転。喪失13機、ラバウル零戦隊、痛恨の大敗北。
103……「艦隊航空隊に負けるな」第二航空戦隊、零戦62機飛来。二○四空、ラバウルの戦場を去る。
105……第二航空戦隊、ラバウル上空での初空戦。米海軍、最精鋭部隊との決戦。
108……第二航空戦隊の奮戦「こちらビッズ、助けてくれ! 誰か尻からこのゼロをひっぺがしてくれ!」
111……「肉を斬らせて骨を断つ」被弾4回、撃墜6機。若きエース、鶴迫忠飛長の戦死
113……声なき声を聞け。ラバウル防空戦で散った知られざる若きエースたち
115……「コルセアの厄日」、そして三号爆弾、零戦を撃墜!?
118……「龍鳳」の爆装零戦隊、グリーン島上陸の先遣偵察隊を攻撃、撃退

2月、ラバウル航空隊、最後の奮戦
122……海兵隊のトップエースをまたも撃墜。さらに新着部隊の新型コルセアも一蹴
125……「ドン、ドン! もっと寄って来い! もっと寄れ!」VF-17痛恨の損害をこうむる
127……「高空掩護機の上空で自由に戦える掩護戦闘機がいる」打ち続く零戦隊の勝利。
130……第二航空戦隊、離陸事故続出。二五三空は重爆攻撃で損害続出
134……零戦隊、またも敗北
136……零戦隊、SBD艦爆編隊と掩護戦闘機を痛撃
138……「海賊旗」ブラックバーン少佐の撃墜稼ぎ失敗に終わる
140……二式30ミリ機銃搭載の零戦五二型11機、ラバウルに到着
143……陸軍の新鋭機「鍾馗」撃墜。実は米海軍のヘルキャット!?
145……撃墜王、荻谷信男上飛曹戦死
148……「TBFの大部を撃墜せしも、その数、明らかならず」またもバレンタインデイの大虐殺
152……打ち続く大虐殺、対空砲火、カビエンでも米軍爆撃機を多数撃墜
154……ラバウルで捕われた連合軍空中勤務者捕虜の運命
158……「零戦虎徹」の夜間駆逐艦攻撃
159……早朝の超低空奇襲「低空で零戦につかまったら逃げようがない」
162……「ほんの一週間ほどトラックに行き、すぐ帰る」ラバウル零戦隊、最後の防空戦
166……日米の損害記録から見た、ラバウル防空戦の総決算

172……零戦の撃墜戦果報告リスト(飛行機隊戦闘行動調書より)
181……零戦と連合軍機の損害リスト
199……あとがき
200……奥付
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